
本記事は、以下の事を解説しています。
- マーケターにプログラミングスキルは必要なのか?
- マーケターがプログラミングを覚えると役立つ場面
- マーケターが必要なプログラミングの習得レベル
- マーケターのためのプログラミング学習方法
こんにちは!エムタン(@mtan_blog)です。
私は、2006年の21歳の頃からECサイト運営企業を3社経験し、現在は4社目のWEBサービス企業のWEBマーケティング担当者(マーケター)として働いてます。
そんなマーケターとしてキャリアの長い私ですが、20代の頃は業務の50%〜60%くらいはWEB制作や構築の業務をしてきました。
上記のように実務でWEB制作や構築はしてきているので、おそらくですがマーケターのわりに、プログラミングのスキルや知識はある方かと思います。
私は、20代の頃に実務を通してプログラミングスキルを身につけたのでマーケターとしてキャリアの幅が広がったと思います。
なので、私の主観になりますが、マーケターはプログラミングスキルを身につけるべきだと思っています。
ですが、マーケターは専門のエンジニアほどハイレベルなプログラミングスキルは必要ありません。
あくまでもメインはマーケティングで「プログラミングがわかるマーケター」で十分と思っています。
それでは、私が実際にプログラミングスキルを身につけて役立った場面や学習方法などを本記事で紹介したいと思います。
私がプログラミングスキルを身につける事ができた理由
ではまず、私がプログラミングスキルを身につける事ができた話をしたいと思います。
冒頭で少しお話させてもらった通り、20代の頃は業務の50%〜60%くらいはWEB制作や構築の業務をしてきました。
実務をしていたから、身に付ける事ができたというのもありますが、他にも以下の理由がありました。
それでは、順番に説明をします。
もともとWEBサイトを作るのが好きだったから
プログラミングスキルを身につける大前提なのかもしれませんが、私はWEBサイトを作るのが好きだったのが大きいかと思います。
私のWEB系のファーストキャリアはECサイトの運営企業なのですが、その仕事の前に社会人のWEBスクールに通ったのがスタートです。
通った理由も自分でWEBサイトを作る仕事をしてみたいというのがあり、「WEBサイトの構造」や「WEB制作の基礎」をスクールで学びました。
そして、一通り勉強した後、最初はWEB制作会社に働きたいと思い就活をしていました。
結局のところ、ECサイト運営企業で働き始めてマーケターとしてキャリアを歩んでいくのですが、最初の選択は間違っていなかったと今では思います。

制作会社に行くか、ECサイトの運営企業に行くかで、私のキャリアは大きく変わったかもしれません。
今思えば、人生の大きな一つの分岐点だったかもしれません。
規模の小さい組織で働いてきたから
私自身が、規模の小さい組織で働いてきた事がプログラミングスキルを身につけれた要因だったかと思います。
ECサイト運営企業は零細や中小企業のところが多く、私が最初に勤めた企業も20名くらいの規模でした。
その後転職をして80名くらいの会社に行ったのですが、WEB事業部自体も3〜4名ほどです。
このように、規模の小さい組織で働いてきて共通していたのは、大企業に比べてWEB関連の予算が少なく、よっぼど専門的なシステムでない限り外部業者にお願いをしない事かと思います。
予算が少ないのでWEB制作・構築などは積極的に手を挙げて上長に相談すれば、仕事をさせてもらえました。
このような小さい組織でかつ、業務の自由度が高い環境に身を置いていたのでプログラミングスキルを身につけれたのだと思います。

小さい組織の方が、幅広い業務に携われるので、個人のスキルを磨いたり、実績を作りやすいのかと個人的には思います。
インハウスで働いてきたから
私自身、インハウスで働き続けてきた事もプログラミングスキルを身につける要因だったかと思います。
例えばですが、広告代理店やWEBマーケティング系の会社のマーケターは、SEOや広告運用やGAの分析などが中心です。
社内にはデザイナーやエンジニアなどの専門スタッフがいるのでWEB制作や構築に携わる事はあまりないかと思います。
その点、私はインハウスのWEB担当者として働いてきました。
ネットで成果を出すというマーケティングと同時に、WEB制作や構築に携われる環境に身を置く事ができました。
インハウスで働くと携われるサイトは自社のみですが、マーケティングやWEB制作・構築など、業務範囲は本人次第で広げれるかと思います。

たとえインハウスではなくても、ジョブローテーションなどで業務の幅を広げることはできるかもしれません。
また、業務でプログラミングができなくても、プライベートの時間を使って勉強すればスキルを身につけることは可能です。
マーケターがプログラミングを覚えると役立つ場面
では、実際にマーケターがプログラミングスキルを身につけて役立った場面を私の経験をベースにお話をしたいと思います。
私は以下の場面で役に立ちました。
それでは、順番に説明をします。
WordPressのサイト構築と改修
プログラミングができると、WordPressのサイト構築と改修を自身で行うことができます。
例えば、企業のオウンドメディアを運用する場合、WordPressなどCMSを使って立ち上げる事が多いかと思います。
外部の制作会社や開発会社にお願いすると構築だけで予算は100万を超えてきたりするかと思いますが、社内で構築する方が安く済みます。
またちょっとしたWordPressの改修の場合、自身でプログラミングができると外部にお願いするよりスピーディーに対応ができます。
SEO対策の成果を出す
プログラミングができると、SEO対策で成果を出す事ができます。
SEO対策は、コンテンツの質が大事なのは言うまでもないのですが、SEO対策を行う土台をしっかりと構築する必要もあります。
SEOに強い土台を作るには、SEOの内部対策の知識が必要で、自身で内部対策を行うにはプログラミングスキルが必要になってきます。
プログラミングができる事により、「コンテンツの質 x 内部対策」でよりSEOの成果を出す事ができます。
Excel・スプレッドシートの分析レポート
プログラミングができると、Excel・スプレッドシートで効率的にかつ正確な分析レポートを作る事ができます。
マーケターは「Googleアナリティクスの分析」「広告運用」「キャンペーンなどの施策」など分析レポートの作成業務があります。
そのレポート作成のために、ツールとしてExcel・スプレッドシートを使う事が多いかと思います。
Excel・スプレッドシートで、効率的にかつ正確な分析レポートを作るには「関数の知識」が必要です。
更に自動化を行うのであればExcelだと「VBA」、スプレッドシートなら「Google Apps Script」が必要になってきます。
「関数」はともかく、「VBA」や「Google Apps Script」は難易度が高そうと思う方も多いと思います。
ですが、プログミングの基本や概念を理解していれば、「VBA」や「Google Apps Script」の習得が容易になります。
Googleアナリティクス x Googleタグマネージャーの設定と設計
プログラミングができると、Googleアナリティクス(GA)とGoogleタグマネージャー(GTM)の仕組みが理解できるので、より良い設定と設計ができるようになります。
GAでWEB解析ができように「CV」「カスタムディメンション」「イベントトラッキング」などデータ取得の設定を行う事があります。
またGAでデータ取得の設定を行うには、Googleタグマネージャー(GTM)の設定とデータレイヤーの設置もいります。
データレイヤー の設置になってくると、エンジニアにお願いをする必要があり、仕組みを理解して、しっかりと設計をし指示を出さなければなりません。
このようにGAとGTMの設定と設計をするには、WEBの技術的知識やプログラミングの知識が必要になってきます。
エンジニアとコミュニケーションが取れる
プログラミングができると、エンジニアとコミュニケーションが取りやすくなります。
ここまで、マーケターがプログラミングを覚えると役立つ場面を紹介しました。
ですが、マーケターがプログラミングが必要な業務を全て一人で完結する必要はありません。
結局のところ、マーケターは、エンジニアを巻き込んで連携してプロジェクトを推進できれば良いのです。
また私の経験上の話ですが、エンジニアは技術理解がある人や、理論立てて説明する人を信頼する傾向があります。
このように、エンジニアと良好な人間関係を築く為にも、プログラミングスキルと知識がいるのです。

マーケターがプログラミングを覚える一番役立つ場面は、エンジニアとコミュニケーションがとれる事です。
エンジニアと同レベルのスキルは必要ありませんが、プログラミング知識があるとないとでは雲泥の差です。
結論!マーケターはどのレベルのプログラミングスキルがあればOK?
ここまで、マーケターがプログラミングスキルがあれば役立つ場面を紹介しました。
では、実際のところ、どのくらいプログラミングができれば実務で役立ちOKなレベルなのでしょうか?
結論ですが、「WordPressのテーマを構築できるレベル」であればOKです。
WordPressのテーマが構築できると、習得レベルの差はあれ、以下のプログラミングスキルが身についています。
また本記事の冒頭でも書かせてもらった通り、マーケターは専門のエンジニアほどハイレベルなプログラミングスキルは必要ありません。
あくまでもメインはマーケティングで「プログラミングがわかるマーケター」を目指していけば良いのです。
プログラミング未経験のマーケターがプログラミングを学習するには?
では、プログラミング未経験者が「プログラミングがわかるマーケター」を目指すにはどのように勉強をすれば良いのでしょうか?
結論を申し上げますと、「オンライン学習」か「プログラミングスクール」で学ぶことをオススメいたします。
独学で勉強できる方は「オンライン学習」▼
講師に教えてもらいながら学びたい方は「プログラミングスクール」▼
- TechAcademy [テックアカデミー]
:最短4週間で未経験からプロを育てるオンライン完結のスクール
なお、いきなり「オンライン学習」か「プログラミングスクール」で学ぶのではなく、以下の順で進めて行くと良いです。
それでは、順番に説明をします。
① WordPressでブログを立ち上げる
まずは、自身でWordPressでブログを立ち上げましょう。
ブログを立ち上げる理由として、実際にサイト運営をしながら、コードに触れる事ができるからです。
またブログを運営するという事は、マーケターにとって大事な、集客と成果の出し方も同時に勉強ができます。
ブログを立ち上げて運営するという事は、多くの学びがあります。

ブログの内容は、なんでも良いかと思いますが、例えば私の場合、マーケターなので自身の仕事に関わることを発信しています。
② ブログを運営しながらコードになれていく
ですが、ブログを立ち上げて記事を書くだけではプログラミングスキルは身につきません!
大事なのは、WEBサイトの構造を、なんとなく理解する事と、コードに慣れていく事です。
記事を書きながら以下の事を試しましょう。
そしてWPテーマの確認と余裕があればCSSにも挑戦してみましょう。
ですが、そもそもHTMLとCSSの基本がわからないという人もいるかもしれません。
ここで大事なのは、いきなりHTMLとCSSを書けるようになるのではなく、コードに対しての慣れや抵抗をなくす事が大事です。
HTMLとCSSはこうなっているのか!WEBサイトの裏っ側はこうなっているのか!
この段階ではこれで十分なのです。
③ オンライン学習かプログラミングスクールで学ぶ
WordPressでブログを立ち上げて、少しHTMLとCSSが触れるようになった方もいるかもしれません。
しかし「WordPressのテーマを構築できるレベル」を目指すには、まだまだです。
結論でお伝えした通り、「オンライン学習」か「プログラミングスクール」で学ぶ事をオススメいたします。
- TechAcademy [テックアカデミー]
:最短4週間で未経験からプロを育てるオンライン完結のスクール
ちなみに、私は「プログラミングスクール」に通う事をオススメいたします。
理由としは、以下の通りです。
プログラミングスクールは決して安い訳ではありませんが、あなたの人生を大きく変える可能性があります。
まずは無料体験レッスンを受けて検討してみてはいかがでしょうか。
- TechAcademy 無料体験
:最短4週間で未経験からプロを育てるオンライン完結のスクール
④ WordPressでブログをカスタマイズする
「オンライン学習」または「プログラミングスクール」で以下のプログラミングスキルを学んだかと思います。
上記のプログラミングスキルが身についていれば、「WordPressのテーマを構築できるレベル」になっているはずです。
後はググりながら少しずつ、ご自身の思い描くオリジナルブログにしていきましょう。
またプログラミングスクールに通っている場合、卒業制作などがあるかもしれません。
その場合、「WordPressで立ち上げたブログのカスタマイズ」を卒業制作にするのもありかと思います。
また、場合によっては、転職活動のポートフォリオ(実績)になるかと思います。
卒業制作がある場合は是非、挑戦してみてください!

私の過去の話で、今の会社に転職した時ですが、企業のオウンドメディアをWordPressで構築したした実績をポートフォリオにしました。
結果、面接官の方から大好評で、内定をいただき今にいたります。
まとめ:キャリアの選択肢が増える!
本記事では、以下の事を書かせてもらいましたが、お役に立ちましたでしょうか?
プログラミングを身につけるには、それなりに努力は入ります。
ですが、「マーケティング x プログラミング」の掛け合わせで、稀少性の高い人材になれます。
「転職」や「キャリアアップ」や「年収アップ」など理想のキャリアを実現する事が可能です。
ぜひ、「プログラミングがわかるマーケター」を目指してみてください!
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